WordPressプラグインの翻訳やってみた!翻訳方法やPTEになるまでの流れを解説

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こんにちは、菅井です。

WordPressには便利なプラグインが無数にありますが、海外リリースのプラグインは日本語の翻訳が追いついていない場合があり、使いづらさを感じたり、クライアントさんへの説明に苦労する場面が多々あるかと思います。

自分で翻訳作業ができないか調べて、思い切ってやってみたところ、結構すんなり申請が通りましたので、ここにやり方やコツなど自分の経験をメモしておこうと思います。

これからプラグインの翻訳をやってみたいという方はぜひ参考にしてみてください。

ちなみに、私の英語力は中学英語レベルです。それでも申請が通り、よく使うお気に入りのプラグインの公式翻訳エディターに任命されましたので、あまり難しく考える必要はないのかなと思います。
しかし、翻訳作業にはルールがありますので、注意が必要です。
何でもかんでも日本語の直訳をバーーっと書いたらいいというわけではありません。

目次

手順その1:まずは翻訳ハンドブックを読もう

プラグインの内容を日本語に翻訳するにあたり大事な説明書として、ハンドブック・スタイルガイドの2種類があります。
この2ページをよく読んでから取り掛かりましょう。

例えばどういうルールが記載されているかというと、

特に間違いやすい点

  • 英字、数字、英記号は半角。! や ? も半角にする。
  • 数字の前後には半角スペースを入れない。例: 横640ピクセル2018年8月4日
  • 文頭以外の英字、記号の前後には半角スペースを入れる。例: 警告 !WordPress ドキュメンテーション
  • 括弧の外側には半角スペースを入れる。内側には入れない。また、次に句読点が来る場合は省く。例: 言語コードは ja (日本語)。
  • 「ください」「すべて」を使う。「下さい」「全て」は不可

こんな感じで注意点やルールが記載されています。

また、いかにも機械翻訳を使いましたっていう不自然な言い回しなどもNGになります。
ですので、自分的には英語力よりも日本語への変換力・ボキャブラリーの方が重要だと思いました。

手順その2:プラグインの配布ページ.orgから翻訳する

翻訳したいプラグインの配布ページへいきます。プラグインの説明などが書かれているページですね。
例えば「All-in-One WP Migration and Backup」というプラグインでしたら以下のページです。


具体的な翻訳データをどこで確認するかというと、
右サイドバーにある「言語」>「プラグインを翻訳」>Japaneseから確認できます。

このプラグインは日本語化が進んでいるのでとても読みやすいですね。

では、他のプラグインはどうでしょうか?

私もこのブログで紹介させてもらっている「Animations for Blocks」という、簡単にスクロールアニメーションを入れられるプラグインですが、こちらは現在76%にとどまっています。

Japaneseは76%となっている。説明書に至っては35%

翻訳情報は90%を超えないと実際のプラグインに反映されない仕組みになっているため、もう少し提供が必要だということになります。

編集画面の見方

言語ページを開くと、翻訳一覧の画面が表示されます。

Set / Sub Project説明                            
Stable (latest release)現在配布中のプラグイン本体に含まれるテキスト
Stable Readme (latest release)現在配布中のプラグインの説明文(readme.txt)
Development (trunk)開発中の次期バージョンのプラグイン本体のテキスト
Development Readme (trunk)開発中の次期バージョンの説明文(readme)

このように書かれてます。

この中のStable (latest release)とは、現在WordPress.orgで配布されている正式バージョンのプラグインに使われているテキスト(文字列)です。
プラグインを使う際に実際目にする大事な文章になります。基本的にはここから翻訳がされてないテキストに対して、翻訳を行います。Stable (latest release)をクリックしてみましょう。

  • 左側に「英語の原文」
  • 右側に「訳を入力する欄」

が表示されていて、 Translated以外のUntranslated 以下になっているものが翻訳対象です。

Development(trunk)との違いは?

  • Stable:現在配布されているバージョン(安定版)
  • Development(trunk):開発中の最新版(まだリリースされていない)

開発者が次のバージョンの準備をしている場合、「trunk」には将来追加される新しい文字列が含まれていることもあります。

とりあえず現在リリースされているものが優先ということでいいと思います。

日本語訳の投稿方法

訳したい英語文をダブルクリックすると、入力欄が開きます。

そこに日本語を入力し、「提案(Suggest)」ボタンをクリックするだけで完了です。

一つ投稿すると自動で次のワードの投稿欄が表示されるので、どんどん進めることも可能。また、すでに似たようなワードが翻訳されている場合は日本語ヒントも表示されますので、テンポよく行えますよ。

翻訳のポイント

  • 直訳ではなく、意味が伝わる訳を意識する
  • プラグインの使用感との整合性を確認
  • 原文が短くても、文脈を読み取り、わかりやすい日本語に
  • スペースや記号の使い方に注意。ガイドライン重視!

爆速で翻訳を進められるchat GPTを使ってみよう

私は翻訳のお供にchatGPTを使いました。課金してますのでめちゃくちゃ賢いですし、翻訳ガイドラインのルールを事前に伝えておくことで、英語の前後の半角スペースなどもやっといてくれるし、とにかく爆速で翻訳作業が進みました。
未翻訳のページを丸々コピペして投げてました。

とはいえ、長い文章や専門用語など出てくると言い回しに悩むこともあるので、きちんと内容を確認しながら進めます。なんか直訳ではおかしいな、不自然だなと感じるところは、再度chatGPTに相談したり、実際のプラグインの管理画面でどのように使われているのかを確認しながら翻訳します。

投稿した後に背景の色が黄色になったら、翻訳が「提案(Waiting)」として登録され、承認されるのを待つことになります。エディター承認の権限のある人(PTE)にチェックしてもらうことになります。

そのチェック依頼をかける・もしくは自分が承認者の権限を貰うためのリクエスト方法を、次のセクションで紹介します。

手順その3: PTE申請のやり方(プロジェクト翻訳エディターになる)

翻訳をいくらがんばって提案しても、「承認されなければ反映されない」です。そこで出てくるのが「PTE(プロジェクト翻訳エディター)」という存在です。

PTE(Project Translation Editor)は、特定のプラグイン(プロジェクト)に対してのみ翻訳の承認権限を持つ人です。人気のプラグインなら既に何名かPTEさんがいる場合がありますが、複数名なれるので、自分から申請しても大丈夫です。

PTEになれれば自分が翻訳した提案を自分で承認できるようになるので、作業が一気にスムーズになりますよ。

翻訳の承認とPTEリクエストのやり方

リクエストの送信はWordPress.orgの公式翻訳フォーラム(掲示板)に投稿をします。
英文で投稿するのですが、翻訳ガイドのページに例文を書いてくれてるのでそのままコピペして使えます。

リクエスト方法の詳細はこちら

↑こちらのページに翻訳方法も詳しく書かれています。

例文

(Post Title) PTE Request for [PLUGIN_NAME]

I’ve suggested translations for this [plugin/theme] and would like to have them reviewed. I’d also like to become a PTE. I confirm that I've read the style guide and/or glossary for the Japanese locale.

Name: [Plugin or Theme name(s)]

URL: [Plugin or Theme URL(s)]

o #ja

プラグイン名とプラグインのURL、そし「o #ja」を忘れずに投稿しましょう。投稿するとチェックマークに変わり、翻訳チームのチェックに利用してもらえます。

タイトルの入力とポストタイプは以下の通り。「エディターリクエスト」で投稿してください。

サンプル画面(引用)

投稿フォームはこちら

早ければ即日、大体数日で返事があります。何か問題があれば丁寧に指示してくれますし、問題なければ即承認され、晴れて該当プラグインのPTEとなります。

このPTEを選出してくれている日本語チームの有志の方々には心から尊敬します。すごいです。

承認されたら翻訳作業完了!

無事にPTEになれたら、あとは残りの未翻訳ワードを進めたり、変更したいなと思う文章の変更など、書き換えるだけで即翻訳済みとなりますので、スムーズに作業ができますよ。

翻訳が90パーセントを超えると、約30分ほどで実際のプラグインデータに翻訳データが生成され、ダウンロードできる状態になるそうです。

まとめ・感想

私は、WordPressをメインに扱うウェブ制作者として、WordPress本体や有志のプラグインを無償で使えていることに対し、常々感謝の気持ちを抱いてきました。

この素晴らしいCMSのおかげで、私個人的には仕事として成り立っていますし、たくさんのユーザーに恩恵が与えられているわけです。

開発チームには心から尊敬と感謝を伝えたいです。本当にありがとうございます。

これからもWordPressを使いたいですし、何か自分も手伝えれば…と思い、今回翻訳PTEの申請までやってみた次第です。

結果、やりがいも感じられますし、プラグインの使用感ももちろん向上しました。

今回のことで誰かに喜んでもらえるかもしれないですしね。そうなれば私も嬉しいです!

これからやってみたいなと思っている方は是非チャレンジしてみてください。

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