特定のファイルやプラグインのデータベーステーブルのみ他サイトへ移行させる方法(All-in-One WP Migration)WordPress

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こんにちは、ウェブ担当の菅井です。

今回は特定のプラグインのデータを丸ごと他のWordPressサイトに移行させたい事案が発生したため、記録として残しておきます。

使用するのは引っ越し・バックアッププラグインとして大活躍の「All-in-One WP Migration」有料版になります。
いつも使っているんですが、今回はサイト全体ではなく特定のプラグインのみ、プラグインの設定画面にて内容を設定したものだけ別のサイトに移行させました。

例えば、複雑な設定がされたプラグインだけ、その設定ごと移設したい場合に役立ちます。(テーマとかメニューの設定とかその他はインポートしたくない時)
プラグインじゃなくてもなんでも指定できますので、お困りの方は是非活用して見てください。

  • 残念ながら無料版では利用できない機能です
  • 事前に有料版の最新バージョンに更新してください
  • 特定のファイルもしくはデータベーステーブルのみの移行が可能
目次

はじめにバックアップをとりましょう

移行元・移行先両方のサイトの「All-in-One WP Migration」のバックアップ画面にて、バックアップボタンを押しておきましょう。特にデータベースを触る場合は慎重に行ってください。
これで万が一のことがあっても元に戻せます。

All-in-One WP Migrationで特定のファイル・データベースのみ移行させる手順

STEP
All-in-One WP Migrationのメニューからエクスポート画面へ

エクスポートの設定画面から行います。

STEP
「高度なオプション」をクリックし、内容を展開

そうすると、このような画面になります。翻訳が進んでいませんが、下から2つが今回使用する機能です。

  • Do not include the selected files→日本語訳:選択したファイルを含まない
  • Do not include the selected database tables→日本語訳:選択したデータベーステーブルを含まない

※チェックしたファイル・データベーステーブルを「含まない」というところに注意が必要です。

逆に、移設元のエクスポートデータから指定のファイルを含みたくない場合は、
通常通りの認識で、含みたくないファイル/データベーステーブルにチェックを入れてください。

STEP
移行させたいファイル/データベーステーブル「以外」にチェックを入れる

このチェックボックス機能で注意なのが、「選択したものを含まない」という点です。
なので、移行させたいファイル・もしくはデータベーステーブルのチェックを外すという作業になります。

以下は例として「EWWW image magic engine」プラグインのファイルとデータベーステーブルを移設させたい場合の設定画面です。

プラグインファイルを指定する場合

データベーステーブルを指定する場合

このように移行させたいファイル/データベーステーブルのみチェックが入っていない状態にします。
そうすることで、指定した項目のみバックアップファイルに含まれるようになります。

STEP
「DONE」ボタンを押し、エクスポートする。

あとは通常通り「EXPORT」ボタンからエクスポートファイルを作成し、ダウンロードして完了です。
移行先のサイトでインポートしてください。

移行先のインポート後のサイトチェックをしましょう

インポートした後、指定したプラグインのデータがきちんと反映されているか確認してください。

インポート後、他に利用していたプラグインが無効化されている場合がありますので、プラグイン設定画面から必要なプラグインを再度有効化するなどし、表示確認をしてください。
また、私の場合はテーマファイルもエクスポート元の設定に戻ってしまっていたので、そちらも正しいテーマを有効化する作業を行いました。

今回の方法で指定のファイル・データベーステーブルのみインポートしてその他のプラグインやテーマが変更されても、サーバーからその他のファイルが削除されるわけではありませんので、落ち着いて再設定してください。

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