こんにちは、菅井です。
今回は一般の方でWordPressのサイトをお持ちの方向けの記事です。
みなさん、WordPressのアップデートは、どうしていますか?
管理画面に赤い数字が出ているのは気になるけど、更新してサイトが崩れたら怖いし…と、ついそのままにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、放置して古いWordPress本体のまま使用していると、セキュリティの問題で乗っ取り被害にあったり、大切なサイトを失ってしまうリスクが高く、お勧め出来ません。
今回は、WordPressをアップデートするときの注意点と、バックアップ・自動更新の設定についてまとめていこうと思います。
WordPressのアップデートはなぜ必要なのか?


一番の理由は、サイトのセキュリティを守るためです。
古いバージョンのままにしておくと、すでに見つかっている弱点を突かれて、サイトを改ざんされたり乗っ取られたりする危険が高くなります。
WordPressは世界中でたくさん使われているので、そのぶん狙われやすいんですよね。
本体だけでなく、プラグインやテーマの弱点が狙われることも多いので、全部まとめて最新にしておくことが大切です。
アップデートする前に気をつけること
まずはバックアップを取ること、これは絶対やってください。
そして本体とプラグインなどを「一度にまとめて更新しないこと」です。
この2つを守るだけでも、トラブルが起きたときのダメージはぐっと小さくなります。
私が更新前に確認しているのは、
- 直前のバックアップがあるか(データベースとファイルの両方)
- サーバーのPHPバージョンに、更新後のプラグインやテーマが対応しているか
- テーマを直接カスタマイズしていないか(子テーマを使っているか)
- FTPやサーバーの管理画面に、すぐ入れる状態になっているか
この4点です。必ずチェックするようにしてください。
【おすすめ】テスト環境を用意しましょう
大きなサイトや、お問い合わせフォーム・ECなど止まると困るサイトでは、本番の前にステージング環境(テスト用のコピー環境)で試しておくと安心です。
本番環境のWordPressを丸ごとコピーして、別のWordPress環境にアップロードしておけば、テスト環境として使用することができます。色々と新しいプラグインを試したいときや、PHPのバージョンを変更するときや、WordPressのアップデート時にサイトが崩れずにちゃんと動いているのか確認することができますので、ぜひテストサイトは用意しておきましょう。
作業する際は、WordPressのサイトを丸ごとバックアップ、移設できるプラグイン「All in one WP Migration」がおすすめです。




更新は1つずつ、表示を確認しながら
プラグインがたくさんあると、全部にチェックを入れて一気に更新したくなりますよね。
ただ、それで画面が真っ白になると、どれが原因なのか切り分けるのにすごく時間がかかります。
面倒でも、1つ更新するごとにサイトの表示と管理画面をチェックしておくと、何かあってもすぐに原因がわかります。



「今まで大丈夫だったから」は、次も大丈夫という保証にはなりません!まとめて一気に更新するのはNGです。
バックアップはプラグインで自動化させましょう
バックアップは、更新のたびに手動で取るより、プラグインで自動的に取れるようにしておくのがおすすめです。
手動だと、どうしても忘れる日が出てくるんですよね。
バックアップにおすすめプラグイン「UpdraftPlus」


定番なのは「UpdraftPlus」というプラグインです。
無料版でも、バックアップのスケジュール設定や、Googleドライブ・Dropboxなどの外部ストレージへの保存ができます。
設定の流れは、大きく分けてこんな感じです。
- プラグインを新規追加から「UpdraftPlus」をインストールして有効化
- 「設定」>「UpdraftPlus Backups」の「設定」タブを開く【要確認: メニュー名】
- ファイルとデータベース、それぞれのバックアップの頻度と保存する世代数を決める
- 保存先(Googleドライブなど)を選んで連携する
- 一度手動でバックアップを実行して、ちゃんと保存されるか確認する
頻度の目安は、サイトの更新頻度に合わせて決めるといいと思います。
| サイトのタイプ | データベース | ファイル(画像・テーマなど) |
|---|---|---|
| ブログやお知らせをよく更新する | 毎日 | 毎週 |
| 会社案内など、あまり更新しない | 毎週 | 毎月 |
| ECサイト・予約サイト | 毎日(できればもっと短く) | 毎日〜毎週 |
バックアップをサーバーの中だけに置いておくと、サーバーごとトラブルになったときに一緒に消えてしまいます。外部ストレージにも保存しておくのが安心です。
ちなみに、レンタルサーバー側にも自動バックアップの機能がある場合が多いので、契約しているサーバーの機能も一度確認しておくといいですよ。



バックアップは「取ったつもり」が一番危ないです!一度は本当に復元できるか、テスト環境で試しておくと安心ですよ。
自動更新は、ONにしておいても大丈夫なの?
バックアップが自動で取れているなら、自動更新はなるべくONにしておくのがおすすめです。
更新を忘れて古いバージョンのまま放置してしまうリスクの方が、ずっと大きいと感じています。
WordPress本体のセキュリティ修正などの小さな更新(マイナーアップデート)は、初期設定で自動更新になっています。
大きなバージョンアップも自動にしたい場合は、「ダッシュボード」>「更新」の画面から設定できます。
プラグインとテーマは、それぞれの一覧画面に「自動更新を有効化」というリンクがあるので、そこから1つずつONにできます。
とはいえ、すべてを自動にすればいいわけではありません。
次のようなものは自動更新をOFFにして、更新内容を確認してから手動で更新するようにしています。
- 直接カスタマイズを加えているテーマやプラグイン
- ECや予約など、サイトの売上に直結する機能のプラグイン
- 大きな仕様変更が予告されているプラグイン
もし自動更新でエラーが起きても、WordPressには「リカバリーモード」という仕組みがあり、致命的なエラーが起きると管理者のメールアドレスに復旧用のリンクが届きます。
なので、管理者のメールアドレスは、普段ちゃんと見ているアドレスにしておきましょう。
WordPressのアップデートで安全にサイト運用しましょう


WordPressのアップデートは、怖がって放置するのが一番危ないと思っています。
バックアップを自動で取れるようにしておいて、自動更新はなるべくON。
カスタマイズしているものや大事な機能だけは、1つずつ表示を確認しながら手動で更新する。
この流れができていれば、アップデートはそこまで怖いものではなくなります。
私も以前の失敗があったからこそ、今のやり方に落ち着きました。
同じように冷や汗をかく方が一人でも減ったら嬉しいです。
更新をなんとなく後回しにしている方は、ぜひこの機会にバックアップと自動更新の設定を見直してみてください。
もし難しいと感じられましたらぜひ一度、クートスラボにご相談いただければと思います。




